6 部屋いっぱいの自己

 

  〜本当の自分は体より   ずっと大きいものか   もしれない

 

 

昨日は半夜勤 

事務所で仮眠し朝の発注を終え昼前に家に帰った 

暇を見ては 

精神世界のことも調べてみる 

瞑想のこともだいぶわかってきた 

国語辞典の

「目を閉じ静かに考えること」から 

アメリカの有名な霊能者 エドガーケイシーの

「祈りは神に話しかけること 瞑想は神の話を聞くこと」まで 

定義は簡単であるが その境地やそこへ行く為の実践となると 遠い道のりである 

 

 店長さんは

「座して心と体を静めること 」

と自分なりに定義し 瞑想タイムを持つことにした 

といっても 座禅をする時間はとれないので寝る時 大の字になり体をリラックスさせ 呼吸をゆっくり整え心を空っぽにする 

後で調べてわかったのだが 寝る姿勢の瞑想もあるらしく これを屍(しかばね)のアーサナというらしい 

「心を空にする」

これはむずかしい 

始めのうちは 子供のこと、店のこと スタッフのこと 気にかかることが次から次に出てきて あっちへ飛びこっちへ飛び「心ってこんなに忙しいのか」とびっくりするが そのうち思考をコントロールするコツをつかんでくる 

この日も 夕方から仕事なので 風呂に入って寝た 

 

 

深く青い眠りの淵に

一滴の雫が落ちる

小さな波紋が生まれるように

予感は生まれる

予感がとどくのを待つ

じっと 横たわったまま...

 

予感の波紋はエネルギーの波

波は横たわる足をあらい

体をゆっくり渡りはじめる

やがて 未知の喜びのなかに

横たわる体を抱きかかえ

大きく広がりながら

天井のドアから 部屋を

出ていこうとしている

「ありがとう ありがとう ありがとう...」 

声だけを残し

 

通りすぎたエネルギーの波は

たびたび訪れ

宇宙へ深海へと肉体を誘う

やっととどくうす暗い光のなかで鳥となり魚となり漂う

重力を失いかけた肉体

呼吸はしばしの苦しみを通りぬけ

宇宙の呼吸とリズムを合わせ

腹の奥底へ消えていく

やがて ふたたび 腹から生まれる

目覚めた意識はただ見ている 


この日から体が変わった   

体を横たえるのを合図に脳内ホルモンが出て

海の中をそれとも宇宙を気持ちよく漂い

何時間でも目覚めている

本当の眠りは朝方の1〜2時間となり

全く疲れを感じない

体はいつもエネルギーで満たされ細胞はクスクス笑っている。

呼吸も変わった 

何かと合わせるように1分間 2,3回の

スローリズムに整い だんだん消えてゆく

いつの間にか腹式呼吸となる                                                  

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